木漏れ日 サムホール アクリル画
先日、友人の近所の文具店の店主夫人が、
『桜の絵を描いてみたいわぁ〜!私でも描ける?』と言うから、
私がどう言う風に絵を教えているかを話した。
『とにかく絵を描けるように教えて、あとからいろいろ
覚えれば良いと思っているの。とにかくどんな方法で良いから
山に登ってしまい上から降りて来ながら、裾野を知れば良い。』
『パラシュート法ね!』と、返って来た。
野口悠紀雄氏の著作に「超」勉強法と言うのがあり、
彼の書いている勉強法だと言う。
それこそ不勉強で知らなかった自分が、恥ずかしい。
要するに、目的の山に登るのに、ふもとからコツコツと上らず
上空からパラシュートで降りてしまえば簡単って意味。
コツコツと基礎から勉強するのも大事だけれど、特に大人に
なってからは、それでは続かないので達成感を与えて理論や
その他は後付けしていけば良いと言う考え方だ。
まさに、私の絵の教え方はそれそのもの。
楽しくなければ続かない。基礎のデッサンからやれば良いけれど、
それよりも絵を描けるという達成感を味わって頂くのだ。
私自身が基礎からの勉強をしてきた人間じゃないので・・
そう、美大などは出ていなくて、40過ぎてからの独学だ。
絵の描けない人の気持ち、絵が描けた時の嬉しさは、何倍もよく解るつもり。(^○^)