正直、年末とは思えない。(笑)
昨日、古い友人を訪ねた。
彼女は、私が困っていた頃にたくさんの作品を買ってくれた人。
私の作品を本当に愛してくれて、自分用にもプレゼント用にもと。
久しぶりに会う彼女は、ど〜っと老けていた。
しなくて良い苦労をいっぱいしてる様子。
秋には、悲しいことがいっぱいありすぎて
『死んじゃおうかとさえ思った。』
でも、生きてるもんね。
『しなくちゃいけない苦労だからしてるんだと思う。』
神様は乗り越えられる試練しか与えないし。
私が作っていった五目寿司を喜んで食べてくれたわ。
『HIROちゃんは、溌剌としてとっても元気そうだね。』
って、言われてしまったが・・確かに。
そして、昨日も雨の予報が、結局降らなかったねぇ〜。
晴れ女、ばんざ〜い \(^o^)/
実は、数年前に彼女に画商さんを紹介された事がある。
私の作品に惚れ込んでくれていた彼女は、とにかく世の中に見せたい
そう思ってくれた気持ちがそれだったようだ。
しかし、その時画商さんがくれた名刺がすごく安っぽくてね。(笑)
だから、私は絶対信用出来なかったんだけれど、彼女の顔を一応立てた。
私の作品集を見た彼が一言。
『長南さんは、器用すぎて駄目だね。』
お前に言われたくは無い!と、心では思ったんだけれど顔はニコニコ。
『倉敷の絵とか、描いてみませんか?資料をお送りしますから。』
と、その後弟さんが倉敷に居るからと倉敷の写真やら変わった絵付けの
写真やらをメディアに入れて送ってくれた。
しか〜し、どれも私の心を動かす画像では無くてね・・
『描き手が感動しないモノは、いくら絵にしても誰も感動させられないと思います。
なので、今回のお仕事は無かったと言う事にさせて頂きます。』
そう、お断りしたら、相手もそりゃそうですねと。
メディア等を送り返したんだけれど、宛先不明で実は戻って来ていたの。
で。。その話をしたら・・彼女は、その後その画商に騙されたんだそうだ。
『あの時、よく断ったねぇ〜。霊感あるの?』って、無いよ。(笑)
本当に画商さんだった事は確かだと思うけれど、どこかで足を踏み外したのかもね。
で・・その時の『器用すぎて駄目。』と言う言葉が、実はその後の私の行く道を
きちんと決める事になったんだから、たとえ詐欺師だったにせよね。(笑)
まさに。。。人間万事塞翁が馬だわ。(^^)
人は、生きていく居場所と言うモノが必ずあると思う。
単に住む場所と言う意味ではなく、人生において自分が成すべき事ね。
それを早くに見つけないと、まわり道をいつまでも苦労するような気がする。
それも自分探しって事だろうから、決して無駄じゃないけれどね。
彼女もすべき苦労を終えたら、きっとなにかやるって思ってるわ。
さっ、そんなこんなで大晦日。
今年も一年大変お世話になりました。m(__)m
来年もどうぞよろしくお願いします。
尚、カレンダー発送に気力体力費用を使い果たしましたので、
大変申し訳ございませんが、年賀状はございません。m(__)m