8月から、ららぽーと柏の葉でも手芸講座を持つことになった。
8月と9月は、クロッシェレースのバラモチーフ。
ざっくり言えば、かぎ針のレース編みでバラを作るって事だ。
講座をやりたい人は、沢山居て売り込みも待ちも沢山ある中で、この企画になったのは…
講座の度に歩く広告塔状態で手作りの品を持ったり身に付けている事が功を奏したようで、スタッフが作りたい!と思ったようで。^ ^
最新作は、ティナラクのバッグに、リネンのバラモチーフで作った蓋。
絵の場合は、中学生以降絵筆を持った事の無い中高年が多いけれど、それでも人生初なんて事は無い。
それでも、他の講座で出来ない事をけちょんけちょんに言われて嫌になってきた人や、前に教えたでしょ!と言われて教えて貰えなかったとか、そんな話も多い経験者達もいる。
そう言う風に言われれば、けちょんけちょんに言いたくても言えないし、前に教えたでしょ!なんて口が裂けても言えない。笑
私も歳を取って、辛抱強くなったし、物事を自分基準に考えるのは遥か昔に止めたしね。
その時点で、教える側に回ったのだと思う。
それが30代後半。
その頃は、生徒さんは年下もいたし上でも50代。若い先生ですね!と言われてた。
気が付けば、還暦過ぎてるし…
家では、息子のババア!呼ばわりされてるし。笑
先日、展覧会を見にいらした絵を描いていると言うお爺様が曰う。
女性は、趣味を30代で始める人が多いけれど、男は定年後だもの。勝てる訳が無い!
毎日、絵と向かいあっても苦しみの連続だ。
中々選にも入らないし。
その後も、何人かと話したけれど、同じ感覚の男性が多かった。
男とは、哀しい生きものに違い無い。
会社生活は、競争の毎日で、定年後もやはり勝つ事を目的に生きている。
人に勝とうと思う時点で、違う気がする。
勝つべきは、人では無く己れだ。
と言うのが、私の正直な感想。
さて、男性諸氏はどう思うかな?
同年代の男子の友人に話したら、全くその通りでございます。ははぁーm(_ _)m だと。笑
さて、話が逸れたが…
編み物を教えるにあたり、鎖編みや細編み位は誰でも知ってるだろう!と、思っていたら、それが間違いである事がわかった。(^^;;
かぎ針の持ち方や、糸のかけ方からの人もいるみたい。
出来ないからこそ、教わりたい!なのよね。
昨日、展覧会会場でポーチに絵を描く体験講座をやったあと、編み物教えて欲しいと言うお婆様と一緒にミニ籠を4つ作った。
若い頃は、編み図見たら何でも編めたんだけど…だそうだ。
昨日まで出来なかった事が、今日出来るようになる経験則もあるけれど、昨日まで出来た事が出来なくなる老齢化…理解力と段取り力低下、視力と手の力の低下と言う哀しい現実もある。
さて、私もいつまで教える側で居られるのか?
脳と手を動かし続けなければね!